- 2007-11-24 (土)
- 江
22日(木)、夕方からラジオ関西のスタジオでラジオデイズの「ラジオの街で逢いましょう」(火曜日夜12時半)の収録。
12月、1月分の放送分で、大阪・ミナミ「くいだおれ」創業者のお孫さんである柿木央久さんと、作家・医師の久坂部羊さんがゲスト。
柿木さんは、大阪ーミナミー道頓堀の象徴「くいだおれ」 創始者の山田六郎さんの一代記『ばかたれ しっかりせ』を上梓されている。
なんといっても、江戸時代から芝居小屋が並んでいた道頓堀に、あの「くいだおれ人形」を誕生させ、そしてそれが日本中に知られていく過程の話が面白い。
「大阪はコンセンサスの街」である。「みんなにわかりやすいこと。みんなに支持されること」、これが大阪人の根底にあるという話。
加えてご自身は音楽批評家、とくに「ボサ・ノヴァ」の研究家であり、東大教養学部で卒論のテーマに選んだ、というユニークな大阪文化人である。ボサ・ノヴァに惹かれていったプロセス、たぐいまれなラテン音楽としてのその魅力、大阪とボサ・ノヴァ的美学・美意識(!)と型破り(?)な文化論を落ち着いた語り口で展開された。 氏のボサ・ノヴァの著作も必読である。
作家であり老人医療たずさわる医師、久坂部羊さん。
「医者は3人殺して初めて一人前」というショッキングなコピーで10万部超えの 『破裂』と、新書『日本人の死に時』のブレイクで注目される久坂部羊さんは、堺市生まれ。
経歴もユニークというか型破り。阪大医学部から外務省に入省し、医務官としてサウジアラビア、オーストリア、パプアニューギニアの大使館に勤務し、その後老人医療に従事され、作家活動に入られた。
お年寄りにまで欲望肯定主義が徹底される中、「老いと死」「死にゆくことの難しさ」をたっぷり話して頂いた。
「老人医療」「安楽死」そして「医療の闇」。難しく深いテーマである。それを抑制の利いた大変美しい大阪弁で話されるそのセンセーショナルな提言は、日本という現代社会と日本人論に肉薄する。
これは、番組を聞き逃した人にも、アーカイブでも聴けるので、ぜひぜひお聴きいただきたいのである。
このブログ内をタグ検索: 大阪, くいだおれ, ラジオ, 医療, 久坂部羊
- Newer: 神戸の元祖・ミンチカツ
- Older: 同時進行まつり
Comments:0
Trackback:0
- TrackBack URL for this entry
- http://www.140b.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/145
- Listed below are links to weblogs that reference
- 柿木央久さんと久坂部羊さん。 from 編集集団140Bブログ