- 2008-10-03 (金)
- 青木
書籍を書店さんに流通させるためには、本の卸業者である取次会社さんの東京本社で通常「新刊見本出し」といわれる受付作業をしないといけない。その時には新刊書籍の現物と書店さんから事前注文をまとめて用意していくことになっている。
『ななじゅうまる』は関西版でエリア性が高いので、東五軒町に本社のあるT社と御茶ノ水に本社のあるN社の二つの取次さんのみ大阪の支店さんが窓口になってくれている。
今日は9月末で締め切った『ななじゅうまるno03』の事前注文を整理して、その大阪支店さんに仕入交渉に行く。商品の説明は以前にだいたい終わっているが、色校正(『ななじゅうまる』のみイレギュラー扱いなので見本は無しである、というか出来上がってない)を見てもらいながら、スケジュールの確認や書店さんでの2号の動きと事前案内の反応などを話しながら初回仕入部数の相談。2号より事前注文数は増えているので仕入部数の増をお願いする、週明けには部数の目処が立つ段取り。
しかしよく考えると、もうこの段階では印刷部数は決まっていて印刷屋さんでは進行中で、こちらの予定や目論見が外れて部数の読み違いをしてももう印刷部数変更はできない。僕はこの仕事をずっとやってきたのでもう麻痺しているけど、書籍の流通は日程的には印刷部数が決まってから、納品(流通)部数が決まるというずいぶん乱暴なスタイルなのだ。初版部数が多すぎると思い通りに注文が集まらなかった場合に倉庫に本が眠ってしまうし、少ないとせっかくの需要に対して満数出荷できないことになる。
読み違いや想定外のことは印刷部数の決定までに修正していくのだが、そのためにはやっぱり部数の決定や手応えみたいなものの感触を掴むのに事前の書店営業が大切になってくる。こればっかりは地道な仕事だけど書店さんまわってこそやなと思う。足で歩いて注文もらってこその数字に裏打ちされた現場感覚というやつだ。
さてT、N社以外の取次さんには来週末に東京で「新刊見本出し」をするのだが、問題なく進行しますように。
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