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ナカノシマ大学「大阪アースダイバーへの道」大盛況!

  • 2010-04-19 (月)
  • 大迫

あいにくの雨となった先週の金曜日ですが、ナカノシマ大学4月講座「大阪アースダイバーへの道」は400人の方々が集う大盛況となりました!

 

 

講師の中沢新一先生、釈徹宗先生が登場するや、会場からは待ってましたの拍手。まずは『アースダイバー』所収の東京アースダイビングマップを見ながら、そもそもアースダイバーがどのようなもので、どのような成果があったのか、そこから話はスタートした。

アースダイバーとは端的に言えば、縄文時代の地図を現在の地形に重ね合わせることから、渋谷や秋葉原が「どうしてこんな風景になったのか」を読み解くという大胆な試みである。その舞台について、中沢新一先生は次は大阪であると直感していたそうだ。京都でも奈良でもないその理由については、「都市が風水の考え方を無理矢理当てはめたような造られ方をしていない」ことを挙げた。

そこから今度は大阪の地形の変遷を、地図を見ながら辿っていく。キーワードは「縄文海進」。5000~6000年前、地球がとてもあたたかった時代に、海面が上昇し、多くの陸地が水の下に沈んだ。そうした変化を受けて人々がどのような地に住み、その中でどういった信仰が根付いていったのか…といった風にアースダイビングは展開していった(途中、オオサコは会場の段取りあれこれで退席したのでうる覚え。月刊島民6月号のレポートをご覧ください!)。

実はご招待して来ていただいていた内田樹先生は、ブログでこの日のことを書いておられる

「アースダイビング」という発想はほんとうにすばらしいと思う。
繊細な身体感受性が必要な仕事だけれど、それ以上にスケール大きな(空間的にも時間的にも)想像力が要求される。
surveyでもstudyでもanalysisでもなく、divingであるという語の選択に「中沢新一的なもの」がはっきり出ていると思う。
とりあえず「中に飛び込む」のである。
ぼくもどちらかというと経験主義的な人間ではあるけれど、多田先生の教えを守って「用事がないところには出かけない」で、家でじっといるので、中沢さんのような流動的知性にはあこがれてしまう。

この「中に飛び込む」というのは、参加された方々にはものすごくよく分かるのではないだろうか。土地に敬意を払い、愛を贈り、そこに記憶された歴史を、眠っている古の人々の身体性を感じるのがアースダイビングなのだ。それがただの想像的な昔話ではなく、現代の私たちが感じている大阪の街の成り立ちや人々の心性ときちんとフィットするのだからすごい。釈先生が対談前におっしゃっていた「中沢先生のお話には、壮大な物語が最後に一つに収斂されるカタルシスがある」とおっしゃっていたのはこのことだったのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑なんと内田樹先生と平松邦夫大阪市長が飛び入り参加!

うーん、本当にたくさんの話を聞いたのだけれど、なかなかうまく文章にできない。

ともかく、集まった400人のアースダイバーのみなさんは、街を歩くときの感覚がまるで変わっただろう。自分の歩いているこの道、見ているこの景色が、「このようになる」までにどんな物語があったのか、そんな想像力と身体感受性を働かせながら、街で過ごしていると思う。

遠路大阪まで来てくださった中沢新一先生、どうもありがとうございました。また、格好いいスライド映像を作ってくださったり、あれこれお世話になった芸術人類学研究所のみなさんにも感謝です(特にイシクラさん、お手数かけっぱなしでしたね。でもまたやりましょうね)。ナカノシマ大学最多登場となる、3回目の講師を務めて下さった釈徹宗先生にも最敬礼です。3回目、しかもそれぞれぜんぜん違うテーマ…。その膨大な知識には誰もが感服するところです(でも「ツモリチサト」を知らないとおっしゃったことで、釈先生にも知らないことがあったのだ!と驚きました)

そして、雨の中集まってくださったじゅこうせいのみなさん、本当にありがとうございます。来月も再来月も、ぜひ会場でお会いしましょう! おかげさまで、ナカノシマ大学芋も完売! 「出張書店」をやってくださったジュンク堂書店ヒルトンプラザ店の方も、みなさんの知的欲求の高さには驚いておられました。

あと、いつもご協力いいただいているスタッフのみなさん。ありがとうございます。みなさんのおかげでナカノシマ大学は成り立っております。一緒にお仕事ができること、本当にシアワセです。お手伝いに来てくれた神戸女学院チームのみんなもありがとうございます!

といったように、毎回、ナカノシマ大学のあとはたくさんの人への感謝と次への活力に包まれるのでありました。

さあ、縄文の次は幕末です!(脈絡無し)ナカノシマ大学5月講座「風雲急!? 幕末大坂の風景」でまたお会いしましょう。

 

 

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