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高島幸次先生の「大坂の幕末は…」

  • 2010-05-22 (土)
  • 大迫

5月20日、ナカノシマ大学5月講座その2、高島幸次先生による「風雲急!? 幕末大坂の風景」が開催された。

週間天気予報では雨だったのだが、意外に持ち直して朝から青空。久しぶりに雨に降られずに済むかと思っていたら、晴天俄にかき曇り、昼過ぎには雨まで降ってきた。まさしく「風雲急を告げる」とはこのことかと思いながら準備に取りかかっていたが、開場時間にはあがったようで一安心。

 

 
 

 

高島先生の講義は、月刊島民4月号の特集を相談にうかがった時のやり取りから始まった。「大阪の“幕末”となると、イメージができないのです」という先生にぶつけたは、そもそもこの特集をしようと思ったきっかけだった。

そこから高島先生は、あらゆる材料を手がかりに、幕末大坂の世相を切り取って紹介していく。さすがに第一線の研究者である先生の論の進め方は実に緻密である。時代背景、言葉の意味、先行研究への目配り…。理路整然として、かつ笑いを随所に交え、聞いている我々を飽きさせない。

 

 

 

上の写真は古文書を拡大したものだが、これはなんと幕末に流行った「天誅」によって殺され、晒しものにされた生首を見た人が、その様子を写し取ったもの。あるいは、大坂の町のあちこちに脅迫状のように貼られた貼り紙の内容や、先生が研究員を務めている大阪天満宮に残された外国船を描いたメモ風の文書など、さまざまな角度から幕末の風景を見せてくれる。

かといって「こうだった」と安易に断定することなく、慎重にお話を進めていくところが、真摯に歴史を考えることに取り組んでおられる方ならではという印象を受ける。ある時代を振り返ることがどんなに難しいか、そして面白いかということをたっぷり味わうことができた。

終了予定時間の8時半にピタッと終わらせ、最後までプロの話芸を見せつけてくださった高島先生、どうもありがとうございました。もちろん、足元の悪い中、集まってくださったみなさんも! ナカノシマ大学も、ずいぶんと常連の受講生の方が増えてきました。いつもありがとうございます。

昨年の10月から数えて、早いもので来月でとうとう10回目となるナカノシマ大学。今度は大阪倶楽部様のご協力を得て行う「みんなで橋の話をしよう!」でお会いしましょう。月刊島民の人気連載を担当してくださっていた、ぽむ企画のお二人が登場! お二人が揃って講演されることはあまりない機会です。お見逃しなく。

◎ナカノシマ大学6月講座 ぽむ企画「みんなで橋の話をしよう!」お申し込みはこちらから! 

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Comments:1

小太郎冠者 2010-05-27 (木) 17:19

行きたかった・・・!!
申し込みもしていて当日を楽しみにしていたのに、急な仕事でいけなくなり、ドタキャンをしてしまいました。
申し訳ない。
おまけにその日をあてにしていた為、今月号の島民も目にすることが出来ず、本当に重ね重ね残念でした。
昨今歴史番組でさえ、とみに関東中心に報じられる事が多い世の中、江戸幕末の大阪を知る機会なぞ本当になく、せめて内容に関して僅かなりとも情報の載る事がないかと期待してまっております・・

しかしマスコミの関東偏重と、歴史のことでも平気で間違いを垂れ流して訂正も無いというテレビの風潮はどうにかならないものなのでしょうか・・

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写真点描・本忘れ遠矢 18 from つき指の読書日記by大月清司 2010-05-23 (日) 06:14
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