街的なそれぞれの街には、街型インフルエンザというのがある。
JR西日本系列の元町駅構内のコンビニ。
従業員に「出た」。5月18日(月)江 弘毅写す。
「リーマン・ブラザーズが破綻しようが、テポドンが飛んでこようが、町内会がしっかりしていれば大丈夫」。これに「豚インフルエンザが流行ろうが」を付け足すことを、真っ先に思い出したのでした。
今回の豚インフルエンザ(しっかし「a型」とか「新型」とかよりも「豚」というのは字面も発語もいかつい)の最初の患者は、神戸そして大阪でした。先週の日曜日の昼にいつもの神戸の下町にあるお好み焼き屋に行ったら、当然のようにインフルの話で持ちきりでした。
というより大将とおねえさん、そして客の間ではその話しかしてませんし、その盛り上がりようは最高潮です。 その店は06年に書いた講談社現代新書の「『街的』ということーお好み焼き屋は街の学校だ」の舞台としてよく登場した店で、今度の「街場の大阪論」でも『「街のルール」と身体論』で書いています。