
日曜の午後のきつい営業。


残暑きつい日曜日の午後に、将棋の角行の顔をした岸和田の酒屋の男が、「おーバッキー、アンダルシアの食べ物を紹介する催しの案内をしたいし、京都のスペイン料理屋やら回るのつきおうてくれやー」と言って京都に現れた。俺は何がわかったのかわからないまま「わかったー」と返事をして街をぶらついた。
聞けばアポも行く当ても何もないという。遠い昔にスペインで会った奴がいるとか、前に京都に来た時たまたま入った店があるとか、おまえが飲みに行ってるとこでええという感じだった。しかも彼は手ぶらだった。俺はその感じにしびれた。
いろいろあった予定を変更してスペインバルに詳しい酒ピエロにも来てもらって昼から一軒ずつワインやサングリアを飲んでアンダルシアの催しを語ってまわった。二時ぐらいから十時ぐらいまでバルかバールかバーかわからないけど十軒ほどまわった。その中にはお豆腐の[喜幸]さんや[アジェ]やハワイアンの[ケルト]まで入っていた。
チョットきついが素敵な日曜日だった。
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