「水割りをくださぁ〜い」ブロッコリーとスモークサーモン ライスのオーブン焼き � 投稿者:中島

編集責任者:江弘毅を始めとした京都・神戸・大阪の編集集団

外食するほど腹は減ってなく、何となく今日も何か作ったろかいなという気分だったのでひと駅向こうのスーパーに寄って買い物をする。

「そういえばブロッコリーとスモークサーモンの飯もん、というのがあったな。アレしょう」

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帰宅して『アラン・デュカスのひと皿フレンチ』(お米編30ページ)を見ると、カリフラワーがないとアカンと知り、別の24時間営業スーパーでカリフラワーを調達。22時半を過ぎてやっと調理に掛かれる。

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このメニューはとにかく材料を所定の大きさにきっちり切ったら(種付きのブラックオリーブなので種を外すのが大変だったが)、あとはドーンと炒めて沸騰させ、オーブンに入れさえすれば特にやることはナシ。けれどシェフのアドバイスには、こう書いてある。

残ったブロッコリーの茎(今回は茎の部分は使わない)は、たまねぎ1/4を1㎝角に刻んだもの、ベーコン1枚を細切りにしたもの、「野菜のブイヨン」500㏄と煮込めば、おいしいスープになります。

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と書いてあった。たまねぎをペコロスに、ベーコンを鶏肉の残りに代用させてスープにしたが(もちろん野菜のブイヨンは市販の顆粒モノで代用)、ブロッコリーは偉大やな、とつくづく感心。

そうこうしているうちに、オーブンの30分が経ち、ご飯が炊けていた(まだちょっと水気が残っていたのでガスの弱火で3分ほど追い炊き)。ここでブロッコリーの花蕾(からい、と言うんだそうな)の部分とスモークサーモンをブチ込んで、ぐるぐるかき混ぜ蓋をして10分間蒸らしてハイ、出来上がり。

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日付が変わる直前だったし、こんな時間から酒飲むのもなぁと、最近の日経平均株価が羨むような体重の上昇(めでたくない)が気になっていたので踏みとどまったが、ひと口食べたら男独りの寂しい食卓が一転...

「ウマい!(落涙)」

特にブラックオリーブ&スモークサーモンの塩気が実に大人っぽくて、「深夜食堂メシ」としても結構ええ感じである。ワイン監修のジェラール・マルジョン氏お薦めのワインは清涼感とミネラル感のある「サンセール」とおっしゃっているが、ハードボイルドらしく「スコッチの水割り」と合わせてもイケると思います。お試しあれ。

そういえば30年ほど前、堀江淳が甘ったるい粘着質ので見出しのような唄を歌っていた。同じ頃、細川たかしが「北ぁの?、酒場通りにはぁ?」(ⓒなかにし礼先生)、そして五木ひろし&木の実ナナも「絵もない、花もない...」(ⓒ阿久悠先生)と酒や酒場について歌っていたが、最近はそんな唄のことを聞かない。若いヤツらが酒飲まなくなったことと、関係があるのかないのか。

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